リップのお話し・・・

2020年12月09日

おはようございます。「ヒューマン インターフェース」の久保田です。
今日はお問い合わせを頂いてたこともあり、リップの話を少しだけしたいと思います。

弊社のクランクベイトはリップ素材にサーキットボードを使用しているのですが、リップラップ等の岩盤エリアを常に当てながらリトリーブする場合にリップの摩耗が発生します。

リップのお話し・・・
T・N・B TYPEーMの新品状態

リップのお話し・・・
同じく使用済みの物

っという具合に角が丸なったり短くなったりと削れていきます。
サーキットボード自体の性質でもあるんですが、耐衝撃性にはめっぽう強く硬いものに当て続けると削れやすいという素材です。
クランクベイトを使う時のシチュエーションに何かに当てて使うという場面が多々あるかと思います。水中のストラクチャーやレイダウンエリア、カバー回避に秀でたクランクベイトならではの使い方の1つですが、単発で何かに当てる時には問題ありません。ただ岩盤などに当て続けるとどうしてもリップの摩耗が早くなってしまいます。

お問い合わせを頂いたお客様もリップラップエリアで常に当て続けた際にリップの摩耗が気になるといった内容でしたが、素材の性質上削れるのは防ぎようがありません。
そこで、削れやすい素材に対して行っている対策の1つをネタバレしましょう・・・。

ウチのクランクベイトはリップが削れることを想定してプロトタイプのベストセッティングよりも0、5〜1mm程度リップの延長をして製作してます。
使うほどにアクションのキレが上がっていき徐々にベストな状態になっていくようにしているわけです。
もちろん、最初からベストな状態で使いたい時には細目のヤスリででも少〜しだけリップを削ればベストなアクションになります。
出荷前にはスイムチェックをして真っ直ぐ泳ぐ事とアクションのチェックを行なっているので、リップを使用前に削る場合はその後にアイ調整が必要な時もあるのであしからず・・。


クランクベイトを巻く基本はボトムノックという少し間違った情報があったりして常にボトムをゴリゴリ巻いてしまっているアングラーをたまに見かけますが、ボトムにある何かしらのストラクチャーにコンッ〜〜〜コンッってな感じでタッチさせ、姿勢や軌道変化によるリアクションを誘う方が良く釣れる事があります。
叩き続けてもルアーが立ってしまって本来のアクションは出てないので、良くイメージしながらルアー操作すると根掛かりもせず魚がよく掛かるようになります。サーキットボードを使ったルアーはボトムを叩くんじゃなくてボトムを切るように使うことが大事ですよ・・・。
摩耗に強いポリカボネート等の素材を使ったクランクベイトは岩盤エリアでも削れにくく使うことが出来ますので、使い分けることも大事かなと思います。
ハンドメイドルアーはプラ製ルアーに比べるとどうしても値段が高くなってしまうので大切に使って頂ければ嬉しいです!

さてさて、長々と書きましたがもう1つだけ・・・
欠品してました「NEWイノベーション MR」のブラックチャートとギザードシャッドを弊社webショップへ追加入荷しました。
少量入荷のためお早めにご注文下さいね!  『HUMAN INTERFACE Lure's』webショップ

それでは、また〜・・・。








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