INTERFACE　WORLD

僕自身がルアーを作るにあたって最初に考えるのが「何で作ろうか？」ということです。
大きな量販店に並ぶルアー達は大抵がプラスチック製のものです。大量生産がきき、コストも抑えられる素材ですが膨大な設備投資をしなきゃいけません
もちろん、今のウチのレベルじゃ生産できません・・・
プラスチックはメリットばかりでもなくデメリットも、もちろんある素材です。（アクションや浮力など）

数あるルアー素材の中で１番手に入りやすいもの・・・それは木材ですねその中でも、ルアー製作に向いている素材にバルサがあります。
紙のように軽く加工もしやすい木材ですが、柔らかくて強度が心配な材料です。「ヒューマン インターフェース」の最初期、「何で作ろうか？」と考えた時に最初に浮かんだ素材はバルサでした。
ハンドメルアー＝バルサっていうのが頭にあり、良く言えば基本に忠実。悪く言えばタダ単純なだけ・・・。
いろんなウッド製ルアーを分解し構造を、ある意味パクリ・・・作ったルアーが今のＴ・Ｎ・Ｂの原型でした。
以前のブログでお知らせしたと思いますが、Ｔ・Ｎ・Ｂ ＴＹＰＥ－Ｓは素材を変更して製作しています。まだまだプロトタイプの状態ですが・・・。
素材はバルサの中でも比重が中間的なものになる予定です。（ちなみにスライドクリッカーは高比重バルサを使用してます）
形も若干の変更を加える予定です。
今はそれをやりながら、現行Ｔ・Ｎ・Ｂ ＴＹＰＥ－Ｓの最終ブランクを削ってます。
頭の中にあるバルサ製Ｔ・Ｎ・Ｂのアクションを形に出来るように、睡眠不足の日々は続きます・・・